犬の聴覚
犬の聴覚は人間の約4倍といわれます。
これは、人間が10m離れた位置でようやく聞こえる音が、犬は40m先から聞くことができるということです。
さらに犬は、右と左で違う音域を聞き分けることができるともいわれています。
また、一般的に頭の小さな犬よりは、頭の大きな犬の方が明確に、より的確に音を聞き分けることができます。
それほど音そのものに対する反応には敏感な犬ですが、実は音の強弱を聞き分けるのは苦手です。
「ヨシ!」「ダメ!」など、強く短く区切られた言葉を音として聞くことは得意ですが、「こっちにおいで」「それはダメっていったでしょ?」など、長く続く言葉をだらだらと並べられても、犬にとっては意味の分からない単語を延々と聞かされている程度にしか理解できません(汗)
つまり犬に正論を説いて頭で理解させようとしても、無駄だということなのです(苦笑)
ちなみに聴導犬は、現在でこそ補助犬として認可されてはいますが、それまでは野良犬や保護センターの犬を訓練して聴導犬としていました。