多目的補助犬
多目的補助犬というパートナードッグを知っているでしょうか?
アメリカやイギリスなど、海外で多く活躍している補助犬ですが、日本ではあまり馴染みがない言葉ですね。
これは「目が見えなくて、耳も聞こえない」または「目も耳も不自由で、四肢の自由も利かない」など、2つ以上の障害を持つ障害者をサポートする補助犬。
盲導犬と聴導犬の両方、もしくは盲導犬と聴導犬、さらには介助犬の役割をも担う補助犬の中の補助犬、まさにスーパー補助犬とも言える補助犬のエキスパートを多目的補助犬と呼びます。
国内では、日本初!2003年8月に長野県・聴導犬協会から多目的補助犬・シロが、ある一般家庭に譲られたそうです。
また、正式に補助犬としての認可はされていませんが、糖尿病やテンカンなどの発作が起きる前に、前もって主人に知らせるアラート犬や、ガン患者などの匂いで見分けるガン探知犬なども存在し、まだまだ私たちの知らない所で、犬の能力が活かされていることに驚かされます。
2002年5月22日は補助犬の日と制定され、各団体が毎年補助犬を多くの人に知ってもらえる機会と捉え、様々な活動が催されているようです。
もっと犬と人が共存することが当たり前になり、それを温かく見守れる世の中になればいいな、と個人的には願わずにはいられません。