甘えは禁物

犬は人を選びます・・・。

「出来ないから止めたい~」
「やりたくないから帰ってもいい~?」

自分が可愛がっている犬に、こんな風にウルウルした目で訴えられたら、大抵の飼い主さんなら、思わず許してしまいがちですよね?(笑)

でも、甘やかすのはいけません。

一度、甘えを許してしまうと、犬はとことんつけ上がります。

「昨日は良くて、今日はダメ」という理論を犬は理解しません。

明日「ダメ」と言うのなら、最初から妥協しないことです。

その方が犬も混乱することなく、スムーズでしょう。

このような場合、訓練士はどうするでしょう?

犬のやる気があろうがなかろうが、一度始めたら、必ずやり遂げさせます。

「やるまでやめない」きちんと出来るようになるまで終わらないのです。
虐待ではありませんよ~?(苦笑)

「この人には逆らえない・・・」

犬はそれをちゃんと理解しています。
だからこそ、キビキビと動くのです。

犬を訓練し、なおかつ指示通りにいうことを聞かせようと思ったら、余計な情けは無用です!

むしろ、冷たすぎるかな、と思うくらいの方が犬は緊張感を持って訓練動作を覚えます。

犬を訓練するときは、不安定な精神状態で接するのはタブーです。

常に感情をコントロールできるようにならなければなりません。

もちろん、訓練以外の場では好きなようにさせてあげましょう。

なにごとも、メリハリが大切なのです。

犬の性格や呑み込みの早さにより、教えかたの方法や次のステップに進むスピードは違います。

焦らず急がず、優しく厳しく、ときには犬の先にたって動いてみせなければなりません。
場合によっては、犬よりも汗をかくこともあります(笑)

犬の能力に合わせて根気強く、粘り強く、訓練動作を繰り返し教えなければならないのです。

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